退職に向けて
退職の話は信頼できる人にしかしたくない。
なぜって?
昨年、退職したい!と思って周りにぼやいたことがあった。そのときのこと、、、
「あなたにとって退職がいかに不利か。あなたにとって転職がいかに無理か」とご丁寧に説明してくださる同僚。
「仕事にやりがいを求めてはいけない」と本気で説得してくる先輩。
他人に価値観を押しつけないでいただきたい。
価値観を押し付け退職に反対してくださる皆々様、誠にありがとうございました。あなたがたへの報告は、今後すべて事後報告とさせていただきます。
自分の気持ちに、自分の人生に責任を持てるのは自分だけでしょう。
なのに、分かってない人が多過ぎる。
私の状況、それは、無資格、未経験、37歳、子ども2人。
転職が不利なんて分かりきっている。でもそうご丁寧に説明してくる同僚は毎日仕事の愚痴ばかりで全然人生楽しくなさそう。
「仕事にやりがいを求めてはいけない」と私に言ってくる先輩に後日、「定年後は何をする予定ですか?」って聞いたら、「何もしません」と。私たちの世代では、あなたがたより長く働かないといけない。そんな中、定年後に何もする予定のない人が、仕事にやりがいを求めるなと説得するなんて無責任じゃないですか。
私は、何の工夫もない生活に放り込まれると、生きる気力が失われるタイプの人間なのだとおもう。だがら、仕事にも生きがいを求めたい。そして、できるだけ長く、おばあさんになっても働いていたい。たとえ細々とであっても。自分のそのときの、体力知力に見合う形で。
仕事も子育ても遊びも勉強もすべて、生きることそのもの。仕事だからつまらなくても仕方ないですませている、その価値観を他人にまで当てはめる、その罪深さに何故気付かないのでしょう。
そんなこんなで、私は本気で退職を決意し、上司にまず伝えたその日から、決めていることがあった。
信頼できる人以外、退職の話は直前まで言わない
価値観の合わない人が、この職場には多すぎる。大手企業、安定思考、年功序列。
そんなこんなだけど今日、信頼していて仲のよい人事課の後輩に、退職願を上司に提出したことを伝え、この先どんな手続きが必要かを聞こうかと、、、したのだけれど、
後輩のそのときの驚き顔といったら
開いた口がふさがらず、全然ふさがらずの開きっぱなし、凍結。
リアクション芸人かよっっ (え?退職者の対応も担当してるんだよね?)
驚いた。会社員だと思っていた後輩は、まさかの芸人だった。
結局、この後の手続きがひとつも分からず。その反応を目の当たりにして、昨日よりもひとつ階段を登った感じがした。きっと相当のショックを受けてくれていたのだろう。
ありがたい。後ろ髪を引かれる。
でも数時間後やはり改めて思う。
後ろ髪引かれてたとえ髪の毛抜けまくってでも私は前に進むよ
新卒で入社して11年。
辛すぎることもあったけれど人との出会いには恵まれてきた。
恩返しをしなければならない人がたくさんいる気がする。でも、できないままに退職する。
新しい場所で、新しい出会いに、恩を送る、恩送り。自分勝手な発想かもしれないけれど、本気でそう思っている。
とにかく残りの人生を生きる気力で満たしたい。